グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


ホーム >  症状・部位から診療科を探す >   >  パーキンソン病

パーキンソン病


パーキンソン病とは

パーキンソン病は人口の高齢化とともに増加しており、診断が難しいこともある神経難病の一つです。パーキンソン病の症状としては振戦(ふるえ)、筋強剛、無動(動きが遅い)、姿勢反射障害(バランスが悪くよく転ぶ)が有名です。診断には神経学的診察が必須かつ有用ですが、近年は画像検査が発達してきており、脳MRI、MIBG心筋シンチグラフィー、123I-イオフルパンSPECT(ダットスキャン®)などが行われるようになっています。

最新の診断基準

最新のパーキンソン病の診断基準では123I-イオフルパンSPECT(ダットスキャン®)が取り入れられています。
当院で施行したMIBG心筋シンチグラフィー、123I-イオフルパンSPECT(ダットスキャン®)をお示しします。パーキンソン病患者さんでは異常を認めますが、本態性振戦(ふるえのみを来す疾患でパーキンソン病とは異なります)患者さんでは異常を認めません(図1)。両者は同じふるえを来す疾患ですが、このような画像検査を行うことで鑑別しやすくなります。

パーキンソン病と本態性振戦の画像検査。パーキンソン病(上図)では心筋MIBGシンチグラフィー(左図)では心臓での集積低下、DaTSCAN(右図)では線条体での取り込み低下を認めます。本態性振戦(下図)ではこれらの検査で異常をみとめません。