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てんかん


てんかんは脳の神経細胞が過剰に興奮することによって脳の異常な電気活動が起こる疾患です。小児の疾患と思われがちですが、20歳以下と65歳以上での発症が多いとされます。近年では人口の高齢化により高齢者のてんかんが大きな問題になっています。症状としてはけいれんのみならず、ぼうっとして呼びかけに反応しなくなる、ばたんと倒れる、体がぴくっと動くといったものなどがあります。認知症と誤診されてしまう場合もあります。診断には脳波検査が有用です。当院で施行したてんかん患者さんの脳波をお示しします。

てんかんの脳波所見。図の中央に棘波(とがった波)と徐波(幅の広い波)を認めます。てんかんを示唆する所見です。