南部病院は急性期病院でありながら訪問看護ステーションを併設しており、横浜市で初の地域医療連携病院の認定を受けるなど、地域医療にも力を入れています。入院から退院、そして地域に帰るときまで一貫して患者さんと関わることができると思い、志望しました。
わからないことがあるとすぐにペアの先輩に相談できるのが新人の自分には心強かったです。実地指導者以外に新人のメンタルフォロー役として年の近い2~3年目の先輩たちが付き、いつも気にかけてくれるので安心して仕事をすることができました。また、職員寮の部屋がとても広く、家族も泊まれるので県外出身者にとってはありがたいです。
一つ一つの研修が丁寧で、座学だけではなく病棟で使用している物品を用いて実際に体験できます。より実践に近い形で学ぶことができるので、とてもわかりやすいです。
先輩たちは優しく丁寧に指導してくれます。後輩のことをいつも気にかけてくださるので、とても雰囲気が良いです。リハビリや在宅支援のスタッフ、薬剤師などと連携し、心不全で入退院を繰り返している患者さんをどのように支援したら在宅で過ごせるのかなど、カンファレンスを通して情報共有し、チームで考えながら支援しています。
心筋梗塞で緊急入院し、カテーテル治療後に冠動脈バイパス術を受けることになった患者さんとの関わりが印象に残っています。「手術に対する不安はない」とおっしゃっており、受け持つ機会が少なかったこともあって、あまり多くを話さない患者さんなんだと思っていました。あるときその患者さんが先輩たちと楽しそうに談笑している姿を見かけ、自分と接するときとはまったく違う表情をされているのを見て、患者さんに対するコミュニケ―ション不足を感じました。先輩たちは自分の受け持ちでなくても声をかけ、患者さんとの距離を縮めていました。患者さんとのコミュニケーションは情報収集やアセスメントに欠かせない要素なので、日々の関わりの重要性を学びました。
自分の五感を大切にして、患者さんの異常に早期に気付き、臨機応変に対応できる看護師になりたいです。