EDUCATION教育理念
求める看護師像=看護のスーパージェネラリスト
看護のスーパージェネラリストとは
- (1)専門職として自律し、看護の仕事に自信と誇りを持つ(品格)
- (2)常に患者・家族の立場に立ち、創造性のある看護ができる(看護力)
- (3)変化に対する柔軟性・発展性を持つ(俯瞰力)
- (4)組織人として円滑かつ成熟した人間関係を構築するためのマインドとスキルを持つ
(人間関係形成力)
品格
専門職として自律し、看護の仕事に自信と誇りを持つ
看護力
常に患者の立場に立ち、創造性のある看護ができる
人間関係形成力
組織人として円滑かつ成熟した人間関係を構築するためのマインドとスキルを持つ
自律を構成する要素 |
- ・専門職としての自覚
- ・考える力
- ・行動力
- ・伝える力
- ・幅広い知識
- ・学び続ける姿勢
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自信と誇りを構成する要素 |
- ・確かな知識と技術
- ・成功体験の積み重ね
- ・経験の意味づけ
- ・お互いを認め合い、補い合う環境
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創造性を構成する要素 |
- ・患者の立場に立った豊かな発想
- ・アレンジ力、工夫
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柔軟性を構成する要素 |
- ・変化に対応する強さ
- ・広い視野を持つこと
- ・忍耐力
- ・冷静さ
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発展性を構成する要素 |
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マインドを構成する要素 |
- ・常に内省する姿勢
- ・自己肯定
- ・他者を理解し、認める心
- ・看護師としてのあたたかさ
- ・やさしさ・明るさ
- ・社会人としてのマナー
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スキルを構成する要素 |
- ・コミュニケーションスキル(聴く力・感じ取る力・伝える力)
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教育理念
看護専門職としての品格と柔軟で創造的な思考力を備え、常に患者にとっての最善のために専心できる看護師を育成する。
教育目的
- (1)専門職として自律し、看護の仕事に自信と誇りを持つことができる人材を育成する(看護専門職としての品格)
- (2)常に患者・家族の立場に立ち、創造性のある看護が提供できる人材を育成する(専心する看護力)
- (3)変化に対する柔軟性・発展性を持ち、自己の成長につなげることができる人材を育成する(変化への俯瞰力)
- (4)組織人として円滑かつ成熟した人間関係を構築するためのマインドとスキルを持つ人材を育成する(人間関係形成)
教育目標
- (1)あらゆる状況を確かな倫理観を持って捉え、行動し、自分の言葉で伝えられる
- (2)あらゆる健康状態、多様な生活環境にある人々に対して、幅広い専門知識と技術を基盤とした創造性のある看護を提供できる
- (3)あらゆる変化を、新たな発見や自己の成長のチャンスと捉え、目指す看護の実現のために前向きに努力できる
- (4)自分自身を取り巻くあらゆる人々と良好な人間関係を構築し、発展的なチーム医療の構築のために貢献できる
教育プログラム
当院では、「看護のスーパージェネラリスト」を育成するための、様々な教育プログラムを準備しています。看護職員個々が自分自身のキャリア開発を考え、自主的に学ぶ 姿勢を育んでいきます。
図の矢印マークをクリックすると説明がご覧いただけます。
OJT(部署内教育)
日常的な業務を通じた学びあいで、職員同士が業務の中で様々な知識や技術、ノウハウなどを学びあう事
院外研修
院外で企画される研修
- ・済生会本部
- ・看護協会
- ・保健福祉大学実践教育センター
- ・学会
レベル別教育研修
キャリア開発ラダーレベルに必要な能力を習得するための研修
- ・メンバーシップ
- ・看護研究
- ・リーダーシップ
- ・倫理
- ・コーチング
- ・ファシリテーション
- ・コミュニケーションスキル
- ・ケーススタディ
マネジメント研修
実習指導者・主任・係長・師長など、それぞれの役割について理解し、役割遂行のための知識・技術・態度を養うことをねらいとした研修
- ・看護体制(PNS®)
- ・中堅研修
- ・実習指導者研修
- ・主任研修
- ・係長研修
- ・中間管理者研修
- ・新任看護師長研修
重点研修
年度毎に掲げられる看護部の行動目標や教育目標に応じて企画され、一定のテーマに沿って年間を通じて重点的に学ぶ研修
選択研修
専門看護師・認定看護師が中心となって計画する専門領域の知識を深めるための研修
- ・がん看護研修
- ・褥瘡・創傷管理研修
- ・糖尿病看護研修
- ・ナースのための臨床推論
- ・退院支援ベーシック
- ・認知症看護
- ・看護の視点での人工呼吸器管理
新人教育
なんぶ as one
当院では、新人看護職員を、部署のスタッフ全員で支え、育てるバックアップ体制を整えています。部署のスタッフ全員が、新人看護職員をサポートするためのチューターナースや実地指導ナースなど何らかの役割を担っています。
チューターナースの役割
- ・新人看護職員の一番身近な存在として、過度な緊張をせず、職場の雰囲気や環境に慣れるよう支援する
- ・自己学習が促進するよう、一緒に調べたり考えたり看護技術の練習をする
- ・合格している看護技術について一緒に行う
- ・身近な先輩としてのロールモデルとなる
実地指導ナースの役割
- ・部署での新人教育プログラムを理解し、プログラムに沿って指導する
- ・基本的な看護技術が、新人看護職員に合った方法で着実に習得できるよう支援する
- ・新人看護職員の持っている知識や技術を実践場面で適用できるような機会を提供する
- ・新人看護職員の目標達成度を確認し、フィードバックを行う
- ・新人看護職員・チューターが役割遂行できるように支援する
- ・教育担当者との連携を密にするとともに、研修内容(off JT)を把握し、部署でのOJTが効果的に行えるように調整する
キャリア開発
看護部では、キャリア開発※の考え方に基づいて、看護職員一人ひとりがキャリアを積み重ねていくことを支援するだけではなく、個々のキャリア開発が組織としての成長にもつながるようなキャリア開発ラダーシステムを導入しています。
※看護職のキャリア開発とは、「個々の看護職者が社会のニーズや各個人の能力および生活(ライフスタイル)に応じてキャリアをデザインし、自己責任でその目標達成に必要な能力の向上に取り組むこと」、さらに「組織の中でキャリアを発達させようとする場合は、その組織の目標を踏まえたキャリア・デザインとなり、組織はその取り組みを支援するもの」である。
臨床能力:看護実践能力・マネジメント能力・教育研究能力
(1)看護実践能力:対象の状態に応じた適切な看護を提供するために、知識・技術・態度を統合し実践する能力。
(2)マネジメント能力:チーム医療を担う一員として質の高い看護サービスを提供するために良好な人間関係を構築し、役割・責任を果たす能力。
(3)教育研究能力:柔軟性と発展性を持って質の高い看護サービスを提供するために、自己教育を継続し、患者・後輩・看護学生に対しての教育、指導を行なう能力。
レベル なでしこ(~1年)
・社会人として、専門職業人としての自覚と責任のある行動がとれる。
・指導を受けながら患者に安全な基本的看護サービスを提供する。
レベルⅠ
・習得した知識や技術を基に支援を受けながら個別性を踏まえた看護サービスを提供する。
レベルⅡ
・個別性を踏まえた看護を提供し、自身の自立および後輩の育成に参画する。
レベルⅢ
・看護実践の場でリーダーシップを発揮し、自身の向上及び後輩の育成を図る。
レベルⅣ
・常に問題意識をもって日々の業務をマネジメントできる。
・医療チームにおいて看護専門職としてのリーダーシップが発揮できる。
図の矢印マークをクリックすると説明がご覧いただけます。