RI検査
RI検査とは?
RI検査とは、ガンマ線を含んでいる薬(放射性医薬品)を注射したり飲んだりすることによりからだの中に入れ、それが目的の臓器等に集まり微量のガンマ線を放出する作用を専用のシンチカメラで検出し臓器等の働きや形を知る検査です。
代表的なRI検査
骨シンチグラフィ
脳血流シンチグラフィ
RI検査のQ&A
Q. RI検査でうける放射線の量は?
宇宙から来るものや温泉や鉱山からのものなど身の回りの自然界にも放射線は存在します。
1年間にこれら自然界からあびる放射線の量を1とすると、1回のRI検査では、その1/10~5倍くらいです。
このようなことから、40年も前から日常の検査に安心して使われています。
1年間にこれら自然界からあびる放射線の量を1とすると、1回のRI検査では、その1/10~5倍くらいです。
このようなことから、40年も前から日常の検査に安心して使われています。
Q. 検査中の痛みは?
検査中に頭を固定したり両腕をあげたりしていただくこともありますが、いずれにしても痛みは注射のときだけです。
Q. 予約が必要な理由は?
放射性医薬品は、寿命が短く病院で貯蔵しておくことができません。そのため予定の検査ごとに製薬会社に発注します。
このような理由で検査の予約をしていただく必要があるのです。
このような理由で検査の予約をしていただく必要があるのです。
RI検査の目的
特定の臓器や病変のある部位を見つけるために、検査ごとに薬(放射性医薬品)が異なります。
薬(放射性医薬品)は、目的の臓器等に取り込まれたり逆に取り込まれなかったりします。
これをカメラで撮ると、ある部分だけ濃くなったり、形が欠けていたりしますので、病変の状態がわかります。
収集されたデータは、コンピュータで処理して、臓器の働きの程度を推定したり、断層像を作成したりして詳しく調べます。
薬(放射性医薬品)は、目的の臓器等に取り込まれたり逆に取り込まれなかったりします。
これをカメラで撮ると、ある部分だけ濃くなったり、形が欠けていたりしますので、病変の状態がわかります。
収集されたデータは、コンピュータで処理して、臓器の働きの程度を推定したり、断層像を作成したりして詳しく調べます。
RI検査の手順
- 撮影の前に検査薬を投与します。
多くは静脈注射ですが、吸入したり、内服したりすることもあります。 - 検査薬が目的の部位に達するまでの待ち時間があります。
検査によっては、薬の投与直後、数時間後、あるいは数日後に写真を撮るものがあります。 - 通常、検査用ベッドに仰向けになります。
検査中はベッドに寝ているだけで苦痛はありません。検査機器が最適の位置まで動きます。 より良い写真を撮るために、機器を体に接近させる必要があります。 - 検査時間は、検査によって変わります。
数分で終わるものや、数十分~1時間程度かかるものがあります。また一定時間毎に数回検査を行うことがあります。 - 検査終了後。
検査結果は専門医が詳しく調べ診断し報告書を作成します。結果は後日の診察日に主治医から説明いたします。
RI検査薬から放出される放射線
RI検査では、影響の少ないガンマ線が用いられています。
ガンマ線を放出する放射性同位元素のなかでも寿命の短いものが使われます。
きわめて微量が投与されますので、心配なく日常の検査にも用いられるのです。
ガンマ線を放出する放射性同位元素のなかでも寿命の短いものが使われます。
きわめて微量が投与されますので、心配なく日常の検査にも用いられるのです。
RI検査をうける方へ
RI検査は、副作用が極めて少ないのが特徴ですが、次のような方はあらかじめ医師にお知らせください。
- 妊娠中、または妊娠している可能性がある女性
- 授乳中の女性(数日間赤ちゃんに母乳を与えるのを避けたほうがよい場合があります)。
- 乳幼児がいる女性(赤ちゃんを抱くのも半日程度は避けたほうがよい場合があります)。
- これまで何か薬を使用してアレルギー反応を起こしたことがある方