アレルギーの原因検査
皮膚テスト
当科では主に2種類の皮膚テストを行っています。
パッチテスト
パッチテストで、かぶれや薬剤アレルギーの原因を調べる検査です。悪化の原因のわからない再発性の湿疹皮膚炎の原因検索としても行っています。
実際に使用した化粧品やシャンプー、塗り薬など、かぶれの原因として疑われるものを濃度調整して皮膚に貼る場合と、
金属アレルギーなどあらかじめ調整したパッチテスト用の薬剤を使用する場合とがあります。
アトピー性皮膚炎の患者さんの悪化原因や原因不明の再発性湿疹を調べるときには、身の回りのものだけでなく、かぶれの原因となりやすいアレルゲンを集めた「ジャパニーズスタンダードシリーズ」と呼ばれている日本接触皮膚炎学会推奨のパッチテスト検査を行っています。
実際に使用した化粧品やシャンプー、塗り薬など、かぶれの原因として疑われるものを濃度調整して皮膚に貼る場合と、
金属アレルギーなどあらかじめ調整したパッチテスト用の薬剤を使用する場合とがあります。
アトピー性皮膚炎の患者さんの悪化原因や原因不明の再発性湿疹を調べるときには、身の回りのものだけでなく、かぶれの原因となりやすいアレルゲンを集めた「ジャパニーズスタンダードシリーズ」と呼ばれている日本接触皮膚炎学会推奨のパッチテスト検査を行っています。
検査スケジュール
検査のスケジュールは通常、火曜日から皮膚に48時間貼布します。
木曜日、金曜日、翌週の火曜日に判定のための診察が必要になります。
木曜日、金曜日、翌週の火曜日に判定のための診察が必要になります。
外来検査は1月~6月、10月~12月に実施
この検査は長時間塗布するため、汗をかきやすい季節には外来で実施できません。そのため、外来では1月から6月、10月から12月に検査を行っています。夏は必要に応じて入院対応もしております。
ブリックテスト
プリックテストとは、即時型アレルギーの原因を調べる検査です。食物や薬剤などによるアナフィラキシーや蕁麻疹などの原因検索として行っています。原因として疑われる食物や濃度調整した薬剤、プリックテスト用に調整された食物や花粉などのアレルゲン抽出液を使用します。ランセッターと呼ばれる深く刺さらない専用針で皮膚を出血しない程度に傷をつけ15分後に判定します。一日で終わる検査です。重篤なアレルギー反応を起こす可能性のある場合には外来でも点滴を取り慎重に行っています。
皮膚テストは予約制です
これらの皮膚テストは予約で行っています。紹介状を持参いただいて受診した上で、予約を行う必要があります。
薬・食物アレルギー
入院負荷テストを実施
薬や食べ物により蕁麻疹やアナフィラキシーを起こした可能性のある場合、原因を特定するための検査として、血液検査、皮膚テスト、入院での負荷試験があります。
血液検査と皮膚テストは外来で施行可能ですが、陽性所見と症状は必ずしも一致しません(疑陽性・疑陰性)。これらの検査だけでは原因となるアレルゲンの確定診断は出来ないため、実際にアレルゲンを投与して確認する負荷試験が原因の確定診断のためには必要となります。
負荷試験は、少量のアレルゲンから負荷していきますが、それでも重篤な症状が誘発されることがあるため、検査の施行に当たっては、検査の必要性をよく理解することと、基本的には入院での検査が必要になります。
また、どのくらいの量までの食物であれば症状がでることなく摂取可能なのか、加熱非加熱など調理形態によって症状の発現に違いがあるのかなどを負荷試験で調べることができます。症状の重症度は、その時の体調によっても異なりますので、一概には言えませんが、日常生活をする上での参考とすることができます。
さらに、薬剤や食物のアレルギーでは原因を避けることが原則ですが、局所麻酔薬や消炎鎮痛剤などの比較的使用頻度の高い薬についてアレルギーのある場合でも、医療上使用せざるを得ないことがあります。そのような場合に、投薬可能な薬剤を調べるために負荷試験が行われることがあります。
重篤な症状を起こす可能性の高い検査なので、入院での実施に当たっては事前に外来で血液検査や皮膚テストでアレルゲンに対する反応を調べ、内科疾患などアレルギー症状を重症化させる要因がないかなどを調べておく準備が必要となります。個々の症状に合わせたアレルゲンの投与量の調整と入院の日程スケジュール調整にて受け入れを行っております。
血液検査と皮膚テストは外来で施行可能ですが、陽性所見と症状は必ずしも一致しません(疑陽性・疑陰性)。これらの検査だけでは原因となるアレルゲンの確定診断は出来ないため、実際にアレルゲンを投与して確認する負荷試験が原因の確定診断のためには必要となります。
負荷試験は、少量のアレルゲンから負荷していきますが、それでも重篤な症状が誘発されることがあるため、検査の施行に当たっては、検査の必要性をよく理解することと、基本的には入院での検査が必要になります。
また、どのくらいの量までの食物であれば症状がでることなく摂取可能なのか、加熱非加熱など調理形態によって症状の発現に違いがあるのかなどを負荷試験で調べることができます。症状の重症度は、その時の体調によっても異なりますので、一概には言えませんが、日常生活をする上での参考とすることができます。
さらに、薬剤や食物のアレルギーでは原因を避けることが原則ですが、局所麻酔薬や消炎鎮痛剤などの比較的使用頻度の高い薬についてアレルギーのある場合でも、医療上使用せざるを得ないことがあります。そのような場合に、投薬可能な薬剤を調べるために負荷試験が行われることがあります。
重篤な症状を起こす可能性の高い検査なので、入院での実施に当たっては事前に外来で血液検査や皮膚テストでアレルゲンに対する反応を調べ、内科疾患などアレルギー症状を重症化させる要因がないかなどを調べておく準備が必要となります。個々の症状に合わせたアレルゲンの投与量の調整と入院の日程スケジュール調整にて受け入れを行っております。