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MA室


MA(メディカルアシスタント)とは

業務内容

 MAとは、医師事務作業補助者(メディカルアシスタント)のことで、医師の補助をしています。
 例えば、患者さんが持参した紹介状の内容を、MAが代理でカルテに入力します。そこに医師が診察した内容を追記していきますので、先に準備をしておくという形です。また、医師から指示を貰って、検査オーダーを入れることもあります。看護師さんがいない診察室に付いていることもあるので、患者さんに案内したり、車椅子が入りやすいように椅子を避けたり、診察がスムーズに進むようにサポートをすることもあります。このほか、診断書などの文書の作成代行、診療に関するデータ整理、管理なども業務の一つです。

配置人数

 室長や副室長といった管理業務従事者等を除くと、当院のMAは22名です。また、当院は現在32の診療科がありますが、外来にMAが配置されているのは、脳神経内科・整形外科・外科・乳線外科の4科で、計6人が働いています。ゆくゆくは診療科・人数共に増やしていきたいと考えています。(2024年10月現在)

医療事務との違い

 医療事務とは業務が異なります。例えばMAは、診療報酬の請求(レセプト)業務や窓口での受付などは出来ません。診察室内でドアを開けたり、椅子を動かしたりといったサポートはできますが、車いすを押すといった介助などを含む、看護的なことも出来ません。あくまで医師の指示の下で働きますので、可能な仕事と、そうではない仕事というのが定められています。

MAの必要性

 2024年度から本格的に実施されている、医師の働き方改革に直結しますので、医師の業務負担軽減を一番の目的としています。他にも、外来の待ち時間の短縮や、医療の質の向上など、患者さんへの良い面もあります。
 MAはあくまで医師の代理で、医師が最終的な確認をします。医師が最初からカルテをすべて作るよりも、ある程度まで代理で作っておくということは、医師の負担軽減につながります。

MAに必要なスキル

 特に資格は必要ではありませんが、加算の対象となるためには32時間の研修が必要(※)です。
 働く科によって必要な知識が少しずつ違います。基本的な業務の流れはほぼ一緒ですが、その診療科の医師が求めることも少しずつ違います。まず医師に何をしてもらいたいか、どこに時間がかかっていて大変なのかということを確認して、これをやっていきましょうというものを決めていきます。医師の指示であっても、場合によってはできないこともあります(医療行為など)。
 MAの業務は病院によっても違いがあります。当院では処方箋や点滴を出してもらうように薬剤師に依頼する等の代行入力は行っていません。
 また、医者、看護師などの多職種とのコミュニケーションスキル、そしてパソコンのスキルは必要です。

※「医師事務作業補助者体制加算」:病院がMAを配置していることを評価する診療報酬の加算。病床数に対して何人のMAを配置しているかで点数が変わる。この加算の上で、1人とカウントされるためには32時間の研修が必要となる。

さいごに

 外来では長時間お待たせしてしまっております。事前にお薬手帳をコピーさせてもらったり、問診させてもらったりと、スムーズに診察ができるようにしていきます。
 職名としては医師の補助ですが、診察が円滑に、滞りなく進むことが患者さんにとっての負担軽減にも繋がればいいなと思っています。また、直接患者さんとお話しすることもありますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

MAについて

MA採用情報

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