グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


ホーム >  診療科・部門 >  脳神経外科 >  対象疾患

対象疾患


脳神経外科


脳腫瘍

症状

【頭蓋内圧が上昇することによって起きる症状】
頭痛、嘔吐、視力・視野障害・意識障害など

【脳を圧迫したり脳がむくんで起きる症状】
麻痺、感覚障害、言語障害、けいれん発作など

検査

  1. 頭部CT検査
  2. 頭部MRI検査
  3. 脳血管撮影

治療

腫瘍摘出術を行い、腫瘍の容積を出来るだけ減らすことが大切です。
摘出した腫瘍を病理検査にて適切に診断し、化学療法や放射線治療を追加します。

傍鞍部(トルコ鞍周囲)腫瘍

症状

【ホルモン値の異常による症状】
乳汁分泌、月経異常、耐糖能異常、成長異常、動悸、肥満、やせすぎ、多毛、ショックなど

【腫瘍の増大による周囲構造への圧迫による症状】
視力視野障害、眼球運動障害、複視、頭痛、眼痛、知覚障害など

検査

  1. 頭部CT
  2. 頭部MRI
  3. 血液検査;ホルモン基礎値、ホルモン負荷テスト

治療

鼻腔を利用した腫瘍摘出術を行います。手術は神経内視鏡を使用して行います。

くも膜下出血

症状

突然の激しい頭痛、嘔気、嘔吐、意識障害、けいれんなどが起こります。脳の実質の中に血腫を形成すると麻痺や言語障害、感覚異常などの症状を合併します。

検査

  1. 頭部CT
  2. 頭部MRI
  3. 脳血管撮影

治療

再破裂により致死的な経過をたどるため、早急に出血源を確認します。再出血予防に開頭手術(クリッピング術)またはカテーテルによる瘤内塞栓術を行います。個々のケースにより最善の方法を選択して治療します。

脳出血

症状

出血した部位、量により様々な症状を呈します。
頭痛、めまい、嘔吐、麻痺、感覚障害、言語障害などの症状が出現します。

検査

  1. 頭部CT
  2. 頭部MRI
  3. 脳血管撮影

治療

血腫が小さい場合や症状が軽い場合は、血圧を下げて安静にして経過を診ます。止血剤等を使って血腫が大きくなったり容態が悪化しない様にします。血腫が大きくなったり、最初から大きくて意識障害などがある場合は、手術で血腫を摘出して止血を行います。以前は開頭術で行っていましたが、現在は内視鏡手術が第一選択としています。

脳梗塞

症状

血流が低下する領域により様々な症状がでます。麻痺や感覚障害が一般的ですがこれらが一過性に出現して治る場合があります。これは一過性脳虚血発作といって、症状が回復してもその後に大きな脳梗塞を起こす前触れになることが多く、早急に医療機関の受診が必要です。

検査

  1. 頭部CT
  2. 頭部MRI
  3. 脳血管撮影
  4. 脳血流検査(RI)
  5. 頸動脈エコー 心エコー

治療

点滴や内服による治療の他に血行再建術を行うことがあります。
  1. 頸動脈内膜剥離術
  2. 頸動脈ステント留置術
  3. 頭蓋内外血管吻合術
などを行っています。
また、超急性期の脳梗塞に対して、血栓破砕回収術も積極的に行っています。

慢性硬膜下血腫

症状

頭痛、活動性低下、認知様症状、意識障害
片麻痺、知覚障害など

検査

頭部CT

治療

症状が明らかになっていなければ内服で経過を診ますが、血腫により症状が出現した場合は、速やかに穿頭洗浄術を行って、血腫を頭蓋外に摘出します。