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甲状腺がん


はじめに

 甲状腺は胸骨のすぐ上、のどぼとけの下の位置にある、気管を取り巻く蝶のような形をした内分泌臓器です。代謝や発育のために必要なホルモンの合成・分泌などの働きがあり、通常は触っても分かりづらい器官ですが、腫瘍ができるとかたまりとして触れることがあります。

 南部病院では、2019年より甲状腺腫瘍の診断・治療は耳鼻咽喉科で行っています。

症状

甲状腺がある前頸部の腫れ・しこり以外に違和感や痛み、嗄声と呼ばれる声のかすれ、嚥下障害などが起きる場合があります。

検査方法

甲状腺超音波(エコー)検査で観察しながら、細径の針(採血の針程度ですのでそれほど痛みは強くありません)で腫瘍を穿刺し、細胞を採取して診断します。