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ホーム >  がん診療 >  がんを知る >  咽喉頭がん

咽喉頭がん


はじめに

【咽頭鼻とは】
 鼻の奥から食道の入り口までの食べ物や空気が通る場所で、解剖学的に上咽頭・中咽頭・下咽頭の三つの部位に分かれます。

【喉頭とは】
 気管と咽頭をつなぐ機関で、主に発生と呼吸に関係している部位です。

 それぞれの部位にできるがんを咽頭がん喉頭がんと呼び、当院では耳鼻咽喉科で治療を行っています。

症状

【上咽頭がん】
鼻閉・耳閉感・難聴など

【中咽頭がん・下咽頭がん】
嚥下時の違和感や咽頭痛、出血、首の腫れなど

【喉頭がん】
初期には声の嗄れが生じることが多く、病状が進むと血痰や息苦しさなど

咽頭がん セルフチェック表

1.片方の耳につまった感じや、難聴が続いている
2.毎回喉の同じ場所に異物感や違和感を感じることがある
3.食べ物を飲み込むとき、いつも同じ場所に痛みやしみたりすることがある
4.食べ物が飲み込みにくい
5.片方の扁桃腺が大きくなっている
6.声がかすれてなかなか治らない
7.首にしこりがあり、日に日に大きくなってきた

チェックがついた方は咽頭がんの可能性があります。ぜひ耳鼻咽喉科での受診をお勧めします。
早期発見・早期治療が何よりも重要です。

検査・治療方法

がんが疑われる症例に対しては、採血(腫瘍マーカーなど)、画像検査(頚部エコー、CT、MRIなど)といった比較的侵襲の少ない検査は必ず施行します。
それに加え、咽頭がん・喉頭がんが疑われる場合には、喉頭ファイバースコープと呼ばれる細径の内視鏡を鼻から挿入し、症状のある部位をよく観察します。
そのうえで、腫瘍があると考えられる部位をよく麻酔したのちに、その組織を一部採取して診断します。

いずれのがんに対しても、放射線・薬(抗がん剤などの点滴または内服)・手術、といった治療方法を単独または組み合わせて行います。