外科

診療の特長・特色

福島 忠男医師

 横浜市南部地域(港南区を中心とした近隣5区)を対象とし、地域医療機関との密接な連携のもとに、365日24時間2次応需可能な体制をとっています。
 外科は院長、診療顧問以下13名の常勤スタッフおよび4名の非常勤スタッフで、 一般外科、消化器外科、乳腺外科、内分泌外科、小児外科と幅広く、がんの外科治療と救急診療を精力的に診療しています。
 平成22年12月よりブレストセンターおよび甲状腺センターを開設しました。ブレストセンターではチーム医療を心がけ、乳がんに対する治療(手術や化学療法)を行います。
 日本外科学会外科専門医制度修練施設、日本消化器外科学会認定施設、日本大腸肛門病学会認定施設、 日本臨床腫瘍学会認定研修施設、日本内分泌・甲状腺外科専門医制度認定施設などに指定されており、 各学会指導医、専門医を中心に高度な医療を行っています。全国規模の臨床試験にも積極的に参加しています。

甲状腺センター開設について

甲状腺センター(センター長:平川昭平)では甲状腺、副甲状腺疾患全般を対象として専門医が診療を行います。

外来担当

 

初診 福島 忠男
平川 昭平
福島 忠男 池 秀之 村上 仁志
和田 朋子
長谷川 誠司
再診 金子 翔太郎 朴 峻 井口 健太 藤原 淑恵 新里 稔
化学
療法
和田 朋子 稲垣 大輔 長谷川 誠司 村上 仁志 上田 倫夫
鈴木 千穂
再診   池 秀之      
午後
専門外来
(予約制)
  スキンケア   上部消化管 ブレストセンター
ブレストセンター 下部消化管 下部消化管 山崎 安信
-第2・4-
肝胆膵
甲状腺センター   甲状腺センター   甲状腺センター

初診受付時間は、8:30~11:00となっております
再診受付時間は、8:30~11:30となっております

※土曜日は、第1・第3初診のみ交代制となります

スタッフ紹介

医師名 職位 専門分野 専門医資格等
今田 敏夫 院長 消化器外科
(胃)
横浜市立大学名誉教授
日本外科学会特別会員・指導医
日本胸部外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医
日本消化器外科学会がん治療認定医
日本消化器病学会指導医・専門医
日本癌治療学会功労会員
日本食道学会特別会員
日本胃癌学会特別会員
日本臨床外科医学会評議員
身体障害者福祉法第15条指定医
医学博士
福島 忠男 副院長
主任部長
チーム医療総合
教育センター長
消化器外科 日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会消化器がん治療認定医
日本消化器病学会指導医・専門医
日本消化器内視鏡学会指導医・専門医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本内視鏡外科学会技術認定
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
がん治療認定医指導責任者
日本臨床外科学会評議員
日本内視鏡外科学会評議員
神奈川県消化器病医学会評議員
身体障害者福祉法第15条指定医(膀胱、直腸、小腸機能障害)
医学博士
池 秀之 診療顧問
部長
がん診療支援
センター長
消化器外科
(大腸)
日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会がん治療認定医
日本大腸肛門病学会指導医・専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本大腸肛門病学会評議員
日本臨床外科学会評議員
日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会評議員
日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会ストーマ認定士
身体障害者福祉第15条指定医(膀胱、直腸、小腸機能障害)
日本医師会認定産業医
医学博士
長谷川 誠司 部長 消化器外科 日本外科学会専門医
日本消化器外科学会認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
身体障害者福祉法第15条指定医(膀胱、直腸、小腸機能障害)
医学博士
上田 倫夫 部長   日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
日本肝胆膵外科学会評議員
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
身体障害者福祉法第15号指定医(膀胱又は直腸機能障害)
医学博士
平川 昭平 部長 甲状腺外科 日本外科学会専門医
内分泌・甲状腺外科専門医
日本甲状腺学会専門医
日本内分泌外科学会評議員
日本甲状腺外科学会評議員
厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業
「わが国における多発性内分泌腫瘍症の診療実態把握と
エビデンスに基づく診療指針の作成」研究班研究協力者"
「多発性内分泌腫瘍症研究コンソーシアム」研究協力者
医学博士
村上 仁志 部長 消化器外科
一般外科
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器外科学会消化器がん治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医
稲垣 大輔 副部長 消化器外科 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん治療認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本大腸肛門病学会専門医
日本がん治療認定医機構認定医
身体障害者福祉法第15号指定医(膀胱又は直腸機能障害)
医学博士
三箇山 洋 副部長   日本外科学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化管学会専門医・暫定指導医
日本がん治療認定医機構認定医
日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア指導医
身体障害者福祉法第15号指定医(膀胱又は直腸機能障害)
小島 いずみ 医長   日本外科学会専門医
日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影医
和田 朋子 医長   日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
マンモグラフィ読影専門医
医学博士
朴 峻 医員    
藤原 淑恵 医員    
井口 健太 医員   日本外科学会専門医
日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影医
金子 翔太郎 医員    
新里 稔 医員   日本血管外科学会下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術実施医
須田 嵩 非常勤 消化器外科
乳腺外科
日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本乳癌学会指導医・専門医
日本癌治療学会臨床試験医登録医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
山崎 安信 非常勤 消化器外科
一般外科
 
永野 靖彦 非常勤 消化器外科(肝胆膵) 日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会専門医・指導医・評議員
日本肝臓学会専門医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医・評議員
日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員
日本大腸肛門病学会専門医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
消化器がん治療認定医
医学博士
大塚 裕一 非常勤 消化器外科
一般外科
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本食道学会認定医
日本乳癌学会認定医
日本旅行医学会認定医
検診マンモグラフィ読影認定医
医学博士
藤井 慶太 非常勤    
古波藏 かおり 非常勤    
澁谷 泰介 非常勤    
前澤 幸男 非常勤    
原田 郁 非常勤    
菅江 貞亨 非常勤    
鈴木 千穂 非常勤    
大佛 智彦 非常勤    
公盛 啓介 非常勤    

 

主な対象疾患は食道、胃、大腸、肝臓、胆管、胆のう、膵臓などの消化器疾患、乳がん、甲状腺、鼠径ヘルニアなどの一般外科などです。

【手術件数】

 
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
外科手術件数 1,102 1,126 1,192 1,209 1,171

 

【入院延患者数】

 
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
入院延患者数 18,178 17,302 18,630 19,168 17,539

 

 

【平均在院日数】

 
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
平均在院日数 10.2 10.1 9.6 9.7 10.1

 

【主な疾患別手術件数】

 
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
胃がん 62 52 62 83 60
大腸がん 203 227 191 195 166
乳がん 69 52 71 67 56
甲状腺がん 60 73 88 43 57
肝胆膵悪性疾患 16 19 29 24 47
虫垂炎 134 87 101 83 81
ヘルニア 152 151 198 196 207
良性胆嚢疾患 125 126 133 167 189

大腸がん、胃がんに対しては、根治術とともに術後のQOL(生活の質)を重視した術式を採用しています。
2017年度では、大腸がん摘出手術の約55%、胃がん摘出手術の約30%が腹腔鏡を用いた手術となっております。(2016年度:大腸がん摘出手術の約46%、胃がん摘出手術の約30%)
また、2013年度からは、虫垂炎やヘルニアに対しても腹腔鏡手術を積極的に行うようになりました。2017年度では虫垂炎の約85%で腹腔鏡手術となっています。

 

【胃がん5年生存率】

 

【大腸がん5年生存率】

-全体-

 

-結腸-

 

-直腸-

 

【胆膵がん5年生存率】

2011年~2017年の当院手術症例となります。
胆道がん、膵がんとも切除事例のみ、膵がんはIPMN、NETを除外しています。
Nが少ないためステージ別の集計は行っておりません。

 

大腸がんとは

盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸の結腸に発生したがんを結腸がん、直腸S状部、直腸に発生したがんを直腸がんといいます。両者を合わせて大腸がんといいます (図1) 。
大腸の壁は内側から粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜(下部直腸にはありません)の5層構造からなっており、がんは粘膜より発生します。がんの浸潤が粘膜、粘膜下層にとどまるものを早期大腸がん、筋層以深のものを進行大腸がんといいます (図2) 。大腸がんにはポリープ(腺腫) (図3) を経由して発生するものと初めからがん化するものがあると考えられています。わが国の大腸癌罹患数は増加傾向にあり2010年には14万人に達すると推定されています。

大腸がんの症状

早期のもの、盲腸、上行結腸、横行結腸などの右側の大腸がんでは症状がないことが多く、早期がんの68%、右側大腸がんの32%が無症状の検診発見例でした。
右側の大腸がんでは貧血、黒色便、腫瘤触知、下行結腸、S状結腸の左側の大腸がんでは血便、便通異常、腹痛、直腸では血便、便通異常(排便回数増加、便が細くなる)、残便感などの症状があります。狭窄が高度になると腸閉塞、穿孔を起こして緊急手術が必要となることがあります。

大腸がんの診断

大腸がんの診断は腹部の触診、肛門診、肛門鏡、注腸検査、大腸内視鏡検査によって行われます。注腸検査 (図4) は前処置(注腸食、下剤)を行い、肛門からカテーテルを挿入してバリウムと空気を大腸内に注入してレントゲン撮影を行います。大腸内視鏡検査 (図5) は前処置(下剤)を行い、肛門から内視鏡を挿入して観察し病変を発見した場合には組織を一部採取(生検)して病理検査にて診断を確定します。超音波検査は主に肝転移の有無を調べます。CT検査 (図6) は局所の進展(他臓器浸潤、リンパ節転移)と血行性転移(肝転移、肺転移)を調べます。MRI検査 (図7) は主として直腸がんの局所の進展や肝転移を調べます。PET検査 (図8) は転移、再発の有無を調べます。腫瘍マーカーはCEA、CA19-9が大腸がんにおいて信頼性が高いマーカーです。

大腸がんの内視鏡的治療

大腸ポリープ、大腸早期がんでは大きさ、形態によりますが内視鏡により切除可能です (図9) 。
病理検査の結果、早期がんで粘膜下層の浸潤が1mm以上の判定、組織型が不良なもの、リンパ管、静脈の脈管に癌浸潤を認めたものではリンパ節転移の可能性があり、追加の手術をお勧めします。

大腸がんの外科治療

大腸がんの外科治療は腸管切除とリンパ節郭清からなります。リンパ節転移は支配動脈 (図10) に沿って転移することが多く、進行がんでは40~50%に転移を認めます。

腸管軸に沿ったリンパ節転移を考慮して20~30cmの腸管を切除します。原則的に自律神経 (図11) は温存して術後の機能障害を防止します。

(1)腹腔鏡下手術
比較的早期の大腸がん(他臓器浸潤のないもの、あきらかなリンパ節転移のないもの、大きさが4cm以下程度のもの)は腹腔鏡下大腸手術 (図12) の適応と考えています。小さな傷 (図13) ですむため術後の痛みが少なく、早期の退院、社会復帰が可能となります。
(2)開腹手術
進行がんでは通常の開腹手術により腸管切除とリンパ節郭清を行います。下部直腸癌では骨盤側壁のリンパ節郭清が必要となることがあります。結腸や上部直腸では切除および腸管吻合が可能です。肛門からの距離が4cm以下のものでは通常、永久人工肛門が必要となりますが、比較的早期の症例では腹腔鏡下手術を併用して内肛門括約筋を切除して結腸肛門吻合を行う手術も可能です(図14- 12 )。緊急手術例、腸管の状態が不良な症例では一時的人工肛門を造設することがあります。膀胱、前立腺、子宮などの直腸周囲の他臓器に浸潤を認めた場合には合併切除および再建手術を行います。
(3)大腸がん手術と輸血
当施設の大腸がん手術における輸血率は結腸がんで1.8%、直腸がんで2%でした。 必要に応じて超音波凝固切開装置 (図15) などを使用して血液製剤を使用しない手術を心がけています。
(4)合併症
大腸がん手術は大腸の切除および吻合を行うため無菌手術ではなく創感染のリスクを伴います。われわれはガイドラインに基づき、創感染の発生の予防に努めています。
腸管切除後の縫合不全のリスクもあります。手術中にリスクが高いと判断した場合は一時的人工肛門を造設することがあります。
術後に腸閉塞が発症することがあります。一時的に食事を止めたり、鼻から小腸まで管(イレウス管)を挿入して治療したりしますが、病状によって手術が必要になることがあります。
直腸がん手術においては排尿、性機能障害が発生することがあります。

大腸がんの化学療法

根治手術後の再発予防で行う補助化学療法と、進行例および再発例に対する根治的化学療法があります。近年の大腸がんに対する化学療法の進歩は著しく腫瘍の縮小、延命効果が得られています。当院では最新の化学療法、分子標的治療、化学療法に伴う支持療法を医師、看護師、薬剤師が協力して行っています。化学療法は初回の注射による治療を除いて原則として外来で行っています。化学療法に関する全国規模の臨床試験に参加しています。

大腸がんの転移に対する治療

大腸がんの肝転移 (図16) 、肺転移 (図17) は外科手術により比較的良好な治療成績が得られることが分かっています。そのため大腸がん術後には定期的な腫瘍マーカーの測定、超音波検査、CT検査を行います。転移、再発が確認された場合、病状に応じて治療方針を決定します。化学療法後に切除を行う場合もあります。局所再発に対しては切除、化学療法、放射線治療を検討します。

大腸がんの治療成績

平成16年から21年までの6年間の当科における大腸がん手術例は999例です。
治癒切除例の5年生存率は結腸癌ではステージ0:94%、I:94%、II:85%、IIIa:71%、IIIb:59%、IV:12%、直腸癌ではステージ0:100%、I:97%、II:82%、IIIa:53%、IIIb:59%、IV:15%でした。検診で発見された大腸がんはステージが初期のものが多く、生存率は90%以上と良好です。

大腸がんの予防

(1)食事(高脂肪食、貯蔵肉を避ける)
(2)適度な運動
(3)便秘防止(繊維食)
(4)禁煙
(5)40歳以上は定期的な大腸内視鏡検査

臨床試験について

当院外科が日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG※)大腸がんグループの参加施設として承認されました。がん治療成績の向上を目指した臨床試験に参加していますのでご協力をお願いいたします。

診療科・部門

診療時間

初 診:8:30~11:00紹介状が必要です
再 診:8:30~11:30
※診療科によって時間が異なります。

休診日:第2・4・5土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12/29~1/3)

〒234-0054 横浜市港南区港南台3-2-10JR京浜東北線(根岸線)港南台駅下車、
横浜方面へ徒歩3分。

交通案内
JR根岸線「港南台駅」より徒歩3分

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