皮膚科

診療の特長・特色

髙江雄二郎医師

松倉節子医師

当科ではアトピー性皮膚炎や接触皮膚炎、薬疹などの皮膚アレルギー疾患、感染症、水疱症、膠原病、皮膚腫瘍など皮膚に生じるすべての疾患を対象としております。
特に急性期の入院が必要な帯状疱疹や蜂窩織炎などの感染症、発熱など全身症状を伴う中毒疹、天疱瘡・類天疱瘡などの難治の水疱性疾患、皮膚悪性腫瘍の診療を積極的に行っています。
手術は日帰り手術から2泊3日の入院手術、全身麻酔手術にも対応しております。大きな手術の場合には当院形成外科との協力体制をとり、また必要に応じて横浜市大2病院との連携を取りながら行っています。
乾癬など慢性炎症性疾患の生物学的製剤の治療、光線治療を外来診療にて積極的に受け入れております。生物学的製剤の使用認証施設であり、重症の乾癬の患者さんに投与を行っております。今年3月に適用となりました難治の慢性じんましんの治療薬として、生物学的製剤であるオマリズマブの治療にも対応しております。これらの使用には投与前の重症度と副作用を予防するための評価が必要となりますので、まずは受診いただき、重症度や適応の有無の評価を行った上で治療方針を決定しております。
また、当科はアレルギー皮膚疾患の領域での治療のみでなく、原因精査に力を入れております。パッチテストや皮膚プリックテストなどの皮膚テスト、難治の再発性湿疹やじんましんの悪化因子やアレルゲン検索について広く対応しております。

外来担当

 
初診 松倉 節子 向所 純子 向所 純子 松倉 節子 遠藤 恵
再診 向所 純子 松倉 節子 遠藤 恵 向所 純子 松倉 節子
再診 遠藤 恵     川村 太一  

初診受付時間は、8:30~11:00となっております
再診受付時間は、8:30~11:30となっております

※土曜日は、第1・第3初診のみ交代制となります。

スタッフ紹介

医師名 職位 専門分野 専門医資格等
松倉 節子 主任部長 皮膚病全般
皮膚アレルギー
水疱症
乾癬
日本皮膚科学会専門医・指導医
日本アレルギー学会専門医・指導医
日本アレルギー学会代議員
日本皮膚アレルギー接触皮膚炎学会代議員
日本職業環境アレルギー学会代議員
医学博士
横浜市立大学皮膚科客員准教授
向所 純子 医長 皮膚病全般
皮膚アレルギー
皮膚腫瘍
日本皮膚科学会専門医
遠藤 恵 医員    
川村 太一 医員 皮膚病全般  

対象疾患

皮膚疾患全般に対応しています。
代表的な疾患名を表示しています。
下記に表示されないものについても、必要に応じて横浜市立大学病院および横浜市立大学附属市民総合医療センターと連携し診療にあたっています。

  • 皮膚感染症(帯状疱疹・蜂窩織炎)
  • 皮膚アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎・接触皮膚炎・薬疹)
  • 尋常性乾癬・関節症性乾癬・掌蹠膿疱症
  • 良性・悪性の皮膚腫瘍(色素性母斑・粉瘤・日光角化症・ボーエン病・基底細胞がん・扁平上皮癌)
  • 自己免疫性水疱症(水疱性類天疱瘡・天疱瘡)
  • 皮膚血管炎(アナフィラクトイド紫斑・リベド血管炎・リウマチ性皮膚潰瘍)
  • 皮膚潰瘍(皮膚血管炎、壊疽性膿皮症・虚血性および静脈うっ滞性皮膚潰瘍)

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹とは
当院では帯状疱疹で入院する患者さんが、ここ数年、毎年最多となっています。
水痘(みずぼうそう)と同じ、水痘・帯状疱疹ウィルスが再活性化して発症する病気です。
体の片側の神経分布領域に沿って帯状に水疱が出て、とても痛いのが特徴です。
日本では80歳までに3人に一人が発症するといわれており、50歳以上の方に多くみられ約7割を占めています。
帯状疱疹の発症時に問題になるのは、①目の周りや目に症状がでると角膜炎や結膜炎を合併し、重症になることがありす。また、やはり顔や頭に発症したときに、②顔面神経麻痺や難聴、耳鳴り、めまいなどの症状を起こすことがあります。そのほかに、③片側の神経支配領域に加えて、汎発性に体全体に皮疹が出る方がいらっしゃり、免疫低下状態の方に多いため、これらに当たる場合には入院加療が望ましいとされています。

帯状疱疹は発症した時に強い痛みを伴いますが、皮膚が治った後にも痛みが残ってしまうことが多く、帯状疱疹後神経痛と呼ばれます。年齢が高くなるほど、この帯状疱疹後神経痛に移行する割合は高くなります。

このように、帯状疱疹は、発症した時とその後の神経痛が残ったときに、日常生活に不利益なことがたくさん起こるため、予防のための研究がこれまで盛んにおこなわれてきました。疫学調査では水痘・帯状疱疹ウィルスに対する免疫反応が高いほど、帯状疱疹の発症リスクは低いと報告されています。
水痘・帯状疱疹ワクチンは、このウィルスに対する免疫反応を高めることで、帯状疱疹の発症を予防する注射です。接種は一回のみです。当院では帯状疱疹で入院される患者さんが多く、予防接種を希望者に行っております。

皮膚テスト(パッチテスト、プリックテスト)

当科では主に2種類のアレルギーの皮膚テストを行っています。
ひとつめはパッチテストで、かぶれや薬剤アレルギーの原因を調べる検査です。悪化の原因のわからない再発性の湿疹皮膚炎の原因検索としても行っています。実際に使用した化粧品やシャンプー、塗り薬など、かぶれの原因として疑われるものを濃度調整して皮膚に貼る場合と、金属アレルギーなどあらかじめ調整したパッチテスト用の薬剤を使用する場合とがあります。また、アトピー性皮膚炎の患者さんの悪化原因や原因不明の再発性湿疹を調べるときには、身の回りのものだけでなく、かぶれの原因となりやすいアレルゲンを集めた「ジャパニーズスタンダードシリーズ」と呼ばれている日本接触皮膚炎学会推奨のパッチテスト検査を行っています。検査のスケジュールは通常、火曜日に皮膚に貼布し、木曜日、金曜日、翌週の火曜日に判定のための診察が必要になります。また48時間貼布するので、汗をかきやすい季節にはできないので、7月から9月は外来では行っておりません(夏は必要に応じて入院対応もしております)。外来では、4月から6月、10月から3月に行っています。 

ふたつめはプリックテストと呼ばれ、即時型アレルギーの原因を調べる検査です。食物や薬剤などによるアナフィラキシーや蕁麻疹などの原因検索として行っています。原因として疑われる食物や濃度調整した薬剤、プリックテスト用に調整された食物や花粉などのアレルゲン抽出液を使用します。ランセッターと呼ばれる深く刺さらない専用針で皮膚を出血しない程度に傷をつけ15分後に判定します。一日で終わる検査です。重篤なアレルギー反応を起こす可能性のある場合には外来でも点滴を取り慎重に行っています。

これらの皮膚テストは予約で行っており、紹介状を持参いただいての受診が予め必要となります。

薬・食物アレルギーの入院負荷テスト

薬や食べ物により蕁麻疹やアナフィラキシーを起こした可能性のある場合、原因を特定するための検査として、血液検査、皮膚テスト、入院での負荷試験があります。
血液検査と皮膚テストは外来で施行可能ですが、陽性所見と症状は必ずしも一致しません(疑陽性・疑陰性)。これらの検査だけでは原因となるアレルゲンの確定診断は出来ないため、実際にアレルゲンを投与して確認する負荷試験が原因の確定診断のためには必要となります。
負荷試験は、少量のアレルゲンから負荷していきますが、それでも重篤な症状が誘発されることがあるため、検査の施行に当たっては、検査の必要性をよく理解することと、基本的には入院での検査が必要になります。 
また、どのくらいの量までの食物であれば症状がでることなく摂取可能なのか、加熱非加熱など調理形態によって症状の発現に違いがあるのかなどを負荷試験で調べることができます。症状の重症度は、その時の体調によっても異なりますので、一概には言えませんが、日常生活をする上での参考とすることができます。
さらに、薬剤や食物のアレルギーでは原因を避けることが原則ですが、局所麻酔薬や消炎鎮痛剤などの比較的使用頻度の高い薬についてアレルギーのある場合でも、医療上使用せざるを得ないことがあります。そのような場合に、投薬可能な薬剤を調べるために負荷試験が行われることがあります。
重篤な症状を起こす可能性の高い検査なので、入院での実施に当たっては事前に外来で血液検査や皮膚テストでアレルゲンに対する反応を調べ、内科疾患などアレルギー症状を重症化させる要因がないかなどを調べておく準備が必要となります。個々の症状に合わせたアレルゲンの投与量の調整と入院の日程スケジュール調整にて受け入れを行っております。

診療実績

2016年度 皮膚科 主病名別件数

水痘 2
アトピー性皮膚炎 2
中毒疹 2
乾癬 2
スティーブンス・ジョンソン症候群 2
脱毛症 2
膿皮症 2
褥瘡 2
痛風 2
熱傷 3
毛包のう胞 4
丹毒 5
紫斑病 6
じんま疹 6
紅斑 7
皮膚潰瘍 7
良性腫瘍 9
ボーエン病 10
水疱性類天疱瘡 10
薬疹 10
悪性腫瘍 15
蜂巣炎 62
帯状疱疹 87

(a)診断群分類における主傷病名別取扱い件数(入院)※2件以上

(b)手術件数

手術室  手術 168
外来    手術 340
    508
診療科・部門

診療時間

初 診:8:30~11:00紹介状が必要です
再 診:8:30~11:30
※診療科によって時間が異なります。

休診日:第2・4・5土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12/29~1/3)

〒234-0054 横浜市港南区港南台3-2-10JR京浜東北線(根岸線)港南台駅下車、
横浜方面へ徒歩3分。

交通案内
JR根岸線「港南台駅」より徒歩3分

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